10月14日、横浜ランドマークタワーに新しい体験型施設「null²ⁿ(ヌルヌルネクサス)」 がオープンしました。
本展は、2025年開催の大阪・関西万博で大人気となり、入場できない人も多かったシグネチャーパビリオン「null²」を引き継いだ、常設展示です。
鏡の空間や、真っ暗闇の中、光、音、映像を使った“自分の分身と出会う”ような不思議な世界を体験することができます。

「卒業」していく人類

10/9に開催されたオープニングセレモニーではプロデューサーの落合 陽一氏が新しいnull²の姿を説明。
その中では人類と道具、AIとの関係についても触れていました。
道具を作ってきた人類。
そしてAIの登場で様々な行動から「卒業」しつつある現代の人類。人類の一族が道具を使い始めてから、300万年くらい経っています。
あの時代の石器などを手で触ってみても、今のスマートフォンのように「この道具はどうやって使うんだろう」と分かるようなことです。
我々が今、どんな道具を使っているかというと「AI」がありますね。
人間は「道具を自分で作る」ということから、「卒業」しそうになっています。人類が手で道具を作り、発明を繰り返し、次第に、工場などが登場し、人間の手以外で発明やモノづくりをするようになりました。
やがて、狩猟採集の時代のように、自然の中から物を取ってくる感覚で道具を扱うようになっているんです。
展示の紹介
壱の間「さよならホモサピエンス」

戸惑う ―「意味が分からないまま、何かを置いていく。」
明るい部屋で、記号を手放す儀式が始まる。
説明に追いつこうとしているうちに、強制的に何かが手放されていく。
何を手放したのか分からないまま、次の扉が開く。
人であることの輪郭がほどける。
見慣れたはずの身体が、見慣れないものとして返ってくる。
弐の間「無眼界の夢」

整う ―「目を閉じても、閉じなくても、同じ。」
完全な暗闇。
人生のいくつかの場面が、音だけで通り過ぎていく。
身体の輪郭が溶けて、消失していく。
視覚を手放したあとに、なぜか整っている自分がいる。
眼という境界が消える。
暗闇と無響のなかで、世界は聴くものに変わる。
参の間「質量への憧憬」

驚く ―「人類がつくってきたものが、全部ある。」
家電、娯楽品、通信機器、ゲーム機…人類が発明した約170点を展示。
データが質量を持って立ち上がる。
目の前のものが、確かに「ある」と気づく驚き。
肆の間「潜在空間の夢」

トぶ
潜在空間そのものが映像になって押し寄せる。
そして「記号の世界へ、行ってらっしゃい」と告げられ、あなたは押し出される。意味が生まれる手前の海に、ただ浮かぶ。
橋「記号の彼岸」
また来る―「いってらっしゃい、と、もう一度。」
鏡が透けて、さっきまでいた部屋が向こう側に見える。
あの部屋とここは、つながっていたのか。
写真を撮り、振り返り、記号の世界へ帰っていく。
出口であり、次の入口。
記号の世界へ戻る橋。
渡りきったとき、来る前の自分とは少しだけ違っている。
2025年の大阪から。そして、2027年の横浜への「転生」
null2は、横浜ランドマークタワーの常設展のほか、2027年に開催される2027年国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」での展示も予定されています。
その名も「null⁴(テトラヌル)」
null⁴は、自然の中に置かれる「風景変換彫刻」です。
鏡面で周囲を映し返しながら、風景に直接手を加えず、反射と回転によって花壇や空の見え方を組み替えていきます。
セレモニーには、大阪・関西万博の「ミャクミャク」と2027年国際園芸博覧会のマスコットキャラクター「トゥンクトゥンク」も登場し、盛り上げていました。

null²ⁿ(ヌルヌルネクサス)

・開業日:2026年10月14日(水)
・所在地:横浜ランドマークタワー ランドマークプラザ5階
・プロデューサー:落合陽一
・予約方法:日時指定・事前予約制
・営業時間:9:30〜21:00(予定)
※ご予約枠は9:30集合回〜19:40集合回
・料金:通常価格
大人(13歳以上)平日3,900円、土日祝4,500円
子ども(4〜12歳)平日3,000円、土日祝4,000円(税込)
3歳以下は大人1名につき1名まで無料
・料金:オリジナルピンバッジ付きチケット(数量限定)
大人 平日11,900円、土日祝12,500円
子ども 平日11,000円、土日祝12,000円(税込)。
・チケット・公式サイト:https://null2.nexus
null²ⁿ来場時の服装について
上下左右、鏡の部屋があります。
また、一部の展示室では、床に座って体験するものがありますので、できるだけズボンなどを履いて行きましょう。
また、館内は床などが傷つきやすいため、履物にカバーをかけて入場します。
滑りやすくなるので、気をつけて歩いてください。

